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この言葉に感動 小林節先生
『憲法学者小林節さん「この間、戦争法の論戦の中で自分の心を整理してみると『反共意識』に一つの根拠もないと思うにいたりました。『共産主義』という考え方は、弱肉強食の最悪の新自由主義にたいするカウンター(対抗)の原理、『共生』の経済原理として再評価できます」』
私はいま週に5回、各地で公演し、戦争法廃止と国民連合政府実現を訴えて歩いています。どこの会場でも立ち見が出て、最高の参加者数です。
正直言うと、野党の選挙協力が進まないことにいら立っていました。やっと今回、野党5党がそろって、選挙協力の協議を姶めることになったことを高く評価したい。
ただこれはゴールではなくスタートです。勝つチャンスが出ただけです。
いま、世論調査すると、第1党は「無党派」です。「無党派」の人たちは政治にしらけ、投票しても政治は変わらないと思っている。
その人たちが「何かやれる」と思い、投票所に足を運べば勝てます。それには5野党が集まるだけではなく本当に一致協力しなければいけません。勝てるムードをつくらなくちゃだめです。私も知識人グループの一人として政権交代のための応援団として働きたいと思っています。
参院の定数1の選挙区での相手は強力な政権党です。野党が集まっただけで必ず勝てるわけではありません。
ここで勝つには、第一に、野党がそれぞれ党利党略、個利個略に走らないことです。
第二に、魅力あるアピールと政策、魅力ある侯補者を立てることです。
世論調査で安愉政権は相対的には支持されていますが、その政策には国民の過半数が疑問を持っています。ということは、代わりうる旗を立てれば、野党が政権を取れるということです。
くり返しますが、野党の結束が大切です。私もこの聞、野党の選挙協力合意のため努力をしてきました。「共産党とはいっしょにやりたくない」という声もずいぶん聞きました。
私自身もこれまで普通の日本人の一人として「反共」という「常識」を共有していました。しかし、この間、戦争法の論戦の中で自分の心を整理してみると「反共常識」には一つの根拠もないと思うにいたりました。
「共産主義」という考え方は、弱肉強食の最悪の新自由主義にたいするカウンター(対抗)の原理、「共生」の経済原理として再評価できます。「革命政党」とよくレッテル貼りされますが、「革命」とは「急速な進歩」のことです。社会が良くなって悪いことはありません。「革命」によって既得権益を失う人たちが、悪いことのように思っているだけです。
今回は、そういう偏見を一気に取り払うチャンスだと思います。
私は野党で「共産党アレルギー」をもっている議員と、それをテーマに公開討論したい。そうすればその方も心が整理されます
よ。
今回、野党の選挙協力が合意できた背景には、安倍政治のひどさに対する国民の怒りと運動、共産党が燃えて努力したことがあると思います。私の「吸引力」も役に立てたのな
らうれしいことです。
いま共産党をのけ者にしたら、戦争法廃止も政権交代もあり得ませんよ。
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