2016年1月14日木曜日

首相 厚生年金資格あるも未加入 企業への指導急ぐ

NHK 1月13日 12時54分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160113/k10010369631000.html

安倍総理大臣は衆議院予算委員会の集中審議で、厚生年金に入る資格があるにもかかわらず実際には国民年金に加入している人がおよそ200万人に上るとした厚生労働省の推計を受けて、該当者が厚生年金に加入できるよう企業への指導などを急ぐ考えを示しました。
厚生労働省はおととし3月末現在で、国民年金に加入している人のうち、無作為に抽出した全国6万人余りを対象に調査した結果、年金の給付がより手厚い厚生年金に入る資格があるにもかかわらず、実際には国民年金に加入している人が、およそ200万人に上るとした推計をまとめました。これについて、安倍総理大臣は13日午前の衆議院予算委員会の集中審議で「年金事務所で就労状況の確認を行わせる。労働時間が厚生年金適用の要件に合致するかどうかなどを調査する必要がある。一定の期間を要するが、計画的かつ確実に行うように厚生労働大臣に指示したい」と述べ、該当者が厚生年金に加入できるよう企業への指導などを急ぐ考えを示しました。
また、塩崎厚生労働大臣は「本来、厚生年金に入れるのに国民年金であるということは大変な問題だ。調査を行い、厚生年金に入るべきだと判明した場合には、加入指導を重点的にやっていく必要があり、計画的に厚生年金の適用の促進を図っていきたい」と述べました。

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