2016年1月5日火曜日

【保存版:20160105市民連合の初街宣@新宿西口 スピーチ集】

小原美由紀さんの書き起こしからシェアさせていただきました。小原さん、いつも本当にありがとうございます。

▲その1 https://goo.gl/MraUEK

◇総がかり行動 高田健さん

「これは かつてない、新しい取り組みだ。こんなことがかつてあっただろうか。安倍政権の暴走を絶対に止め、日本が海外で戦争することを二度と許さない。ここに集まった仲間は、8月9月、国会前でともにたたかってきた。今年も運動を続けていく。絶対にこの国を戦争させる国にするわけにはいかないからです。政治は政治家だけでつくるわけではない。市民も一緒につくっていくのだ、という決意表明です。」

◇民主党 蓮舫さん

「長かったです・・国会が始まりました。この間の安倍総理、逃げる、説明しない、そしてバラまく。目先を変えれば支持率は上がる。国民はすぐに忘れる。これは間違っている。私たち野党は憲法にのっとって議会を開け、と要求したが無視した。しっかりと「おかしい」、と声をあげていただけないでしょうか。廃止法案をまずは提案する。本当の議論を、しっかりとさせていただこうと思います。あすから本会議。立憲主義を踏みにじったら許さない、ときちんと訴えていく。 
 アベノミクスはどこに行ったんですか?この限られた税金は、なににつかうんですか? バラまく季節は今年の5月と6月。誰のための政治を行っているかわからない人たちに政治を任せられない。奨学金の借金を背負う若者に、子どもの貧困に、仕事のない人に、しっかりと割り振っていくのが、政治の役割ではないでしょうか? 選挙しか見ていない政治は、これで終わりにしたい。ひとりを幸せにしないで1億人を総活躍させるなんてことは絶対にできないと思っています。 街宣だけじゃない、みなさんは動ける。今日を境にもう一度、あの悔しさを忘れず、皆さんのための政治を取り戻しましょう!!

◇内田樹さん

「ぼくは、政治家じゃないんで、ふつうのしゃべり方です。石田純一さんが来た日に国会前に行きました。不思議でした。国会内で議論しているのは非常に急いで国の形を変えようとしていること。国会の外では、ちょっと待ってくれ、「STOP!」といっていた。生身の生き物として直感的な危機感。かつてとは逆。政権の中枢が、暴走しているんです。こんな速さで、統治の仕組みや、メディアや、学問が、こんなスピードで変えられていいのか。それに対して、だれもNOといわない、これでいいんですか?「変化」はあっていい。でも、今起こっていっるのは「暴走」。
ここに集まっている人たちは、「一回立ち止まって、即決せずに、充分に議論しよう」、と言っている。政治家たちは、バスに乗り遅れるな、と言って急がしている。一刻の猶予もないと。いま、用意されているのは緊急事態条項。「緊急」、というのは彼らの決まり文句。 
いま必要なのは腰を落ち着けて、何が起きているのかをみること。  海外では経済至上主義、市場にゆだねず、政治を取り戻す流れが、大きく起こって、イギリスでも、アメリカでもカナダでも。 」

▲その2 https://goo.gl/35RGNP

◇共産党 志位和夫さん

「安倍政権は戦争法を強行しました。国民一人ひとりが、市民革命とでもいうべき、市民連合がうまれました。戦争法が強行された状況をもう一度振り返りたい。
現実的な危険がうまれている。南スーダンに自衛隊が駆けつけ警護で、武器の使用が大きく緩和される。自衛隊員が少年兵を売ってしまったら、取り返しがつかないことになる。ISへの自衛隊の軍事支援を要求してきたら?こんな恐ろしいことはありません、日本国民もテロの標的になる。こんな道は断じて許してはならない。  
第二は立憲主義の破壊です。独裁政治の始まりです。大げさではありません。政権が沖縄でやっていることを見てください。 
参議院選挙です。政治が間違ったことをしたら、市民が正してください。バラバラでは勝てない。特に一人区でしっかりと話し合って、一人区32全てで、自民党を落とそうではないですか。 
共産党アレルギーというのも聴きますが、いま、日本は独裁政治になるかどうかの瀬戸際です。好きだの嫌いだの言ってる場合ではないのではないでしょうか。力をあわせましょう」

◇中野晃一先生 立憲デモクラシーの会

「本当に大勢の方がいろんな方の顔が見えます。去年はまさか新年をこんなふうに過ごすとは思ってもいなかった。「市民連合」ができたこと、誇らしく思っています。違う人生をあゆみ、異なった考えを持ってきたみなさんが一緒に取り組まねばならないことを一緒にやる、ということができるようになってきた。社会はもう、底を打った。個人の尊厳をないがしろにするのは、戦争が最たるもの。市民が危機的な状況を目前にして、自分の頭で考え、自分の足を運んだ。この動きは、止まることはない。広がっていくだけ。 
しかし、新年になっても、まだ野党共闘の枠組みができていない。野党はなにをやっているんだ! 小異を捨て大同につく。市民は、お互いを尊重しながらやっているのに。きれいごとはもうたくさん、一緒にまえに向かって行かなくてはいけない。このままいくと、自公政権がまた勝ち、独裁的な政権がまたできてしまう。 
一つには、私たちがさらに広がっていく。それしかない。高校生大学生、サラリーマン、ママ、いろんな人が声をあげるようになった。自分で声をあげられるようになった。怒りもあったけど、笑顔もいっぱいあった。だから大きくなってきたのだと思う。 
新しい年に、どうやって周りに伝えていくのか、これは私たちの課題。「なんかおかしいな」、と思っているけど目を背けている人に対して、私たちがどう伝えるか。それは私たち一人一人の肩にかかっています。 授業をどう聴いてもらえるか、いつも悩んでいる。眠そうにしている学生一人ひとりを受け止め、会話をするようなカタチで講義しています。正しい、と思っている自分の意見を言うばかりにしていないか。 伝えたい相手のことを、しっかり見つめること。自分の意見ばかりぶつけていないか。そういう事を自問自答しながら悩んでいこうじゃないですか。
あのだらしない野党の政治家たちがこの夏、あんなに頑張ったのは、私たちがおしりをたたいたから。おしりを押し、叩きつづけよう! 野党が積極的な形で共闘するくらいでなくては。野党の政治家に声をかけ、とにかく共闘しろ、そうすれば私たちは応援する、と声をかけていこう。 選挙が行われるのは、地元です。候補者に声をかけよう。訴えよう。まだまだ可能だと思います。一緒に頑張りましょう!」

▲その3 https://goo.gl/AWzM8e

◇SEALDs 本間信和くん

「新宿駅にたまたまいらした人もちょっとだけ話を聞いてください。去年の夏 国会内での議論との言えない審議、国会前ではあらゆる世代が声をあげました。戦後70年間守り続けてきた憲法が閣議決定により180度書き換えられた。 
まだ国民は忘れていませんよ! あの国会前で、新しい種がまかれていました。 勇気をもって戦争を知らない世代が声をあげました。憲法守れ、いのちを守れ。平和を守れ。民主主義ってなんだ、と声をあげました。SNSなどでいわれのない誹謗中傷をあびたこともありました。それでも 私たちが声を上げるのは、この国の主権者は私達一人ひとりだと、一人ひとりが孤独に思考し判断し行動することで社会が変わるのだと知っているからです。
小さな違いや対立を超えて、共闘をする準備はもうできています。一人ひとり、何ができるのか、現実的に考え行動に移していきましょう。立憲民主主義を回復させ、ともに声をあげ続けましょう。立場や役割を置いて、実際に行動していきましょう、気合を入れていきましょう、選挙が始まります。
この国の主権者は私たち一人ひとりだということを たえず、思い出していきましょう。言うこと聴かせる番なんですよ、俺たちが! ひとりひとりが孤独に思考し判断し、行動することで、この国の政治が変わっていくと思います。頑張りましょう!」

◇想田和弘監督!!!映画監督。急きょ登壇♪

「今朝、この街宣があることを知り、参加者としてきましたが、登壇を、と言われ、はじめて街宣車に乗っています。 
ぼくは、現実的に危惧していることがある、この日本でテロが起こること。東京とか、原発とかでテロが起きた時、私たちがどのように反応していくか。やられると怖いから、恐怖に支配されて、やり返せ!という声になる。911の時、NYに住んでいたが9割のアメリカ人がアフガニスタンの戦争に賛成した。僕は、唖然とした。
私たちの覚悟が問われている。おそらく テロが起きた、その時に「やりかえすのはよくない」というと、お前はテロリストの仲間か?と言われる。後藤さんが拘束された時も、いま非常時だから、安倍政権を批判するのはよくない、という空気が流れた。もう、戦前じゃないですか。 いまだから、聞く耳を持っていただけると思う。だが、その時になったら? 想田があんなことを言っていたな・・、と思い出してくださる人がいれば、うれしく思う。ありがとうございました。」


<ご参考>マガジン9 映像作家・想田和弘の 観察する日々 
不幸にも「テロ事件」が日本で起きたときのために記す
http://www.magazine9.jp/article/soda/24567/
*******ここで力尽きました;; 文責 小原美由紀
市民連合
http://shiminrengo0105.strikingly.com/
https://twitter.com/shiminrengo



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