2016年1月31日日曜日

1月31日 ミナセン尼崎結成集会@小田地区会館

1月31日 ミナセン尼崎結成集会@小田地区会館
昨日の高田健さんの講演会でチラシもいただいたのに、12月の座間宮さんの勉強会と同じ小田公民館と思いこんで、会場を間違える!あわてて会場に向かいなんとか間にあった。
写真は民主党水岡俊一さんの挨拶。結成集会に引き続きの小谷成美さんの憲法カフェと弘川さんの選挙ジョッキー?



160131読売新聞社説:天皇陛下比訪問

「戦闘に巻き込まれ」の一言で、フィリピンの人たちの死の理由を語っていいのか。なぜ「強い反日感情が残る」のか?本当に「日本への厳しい視線も和らいだ」のか?疑問符だらけの読売新聞社説。

天皇陛下比訪問 友好親善深めた「慰霊の旅」
読売新聞社説 1月31日

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160130-OYT1T50124.html

 先の大戦の記憶を深く胸に刻み、戦没者の慰霊を続ける天皇陛下の強い思いを体現したご訪問だったと言えるだろう。

 国交正常化60周年を記念してフィリピンを公式訪問した天皇、皇后両陛下は5日間の日程を終え、帰国された。

 両陛下の海外での戦没者慰霊は2005年のサイパン、昨年のパラオに続いて3度目だった。

 日米の激戦地となったフィリピンでの日本人犠牲者は、約52万人に上る。多数のフィリピン人も戦闘に巻き込まれ、約111万人が死亡した。

 今回、印象深かったのは、マニラに近いカリラヤにある日本政府建立の「比島戦没者の碑」を初めて訪問されたことだ。日本から持参した白い菊を供花された。

 両陛下は、元日本兵や遺族ら一人ひとりに「体に気をつけて下さいね」などと、言葉をかけられた。関係者の感慨は、ひとしおだったのではないか。

 両陛下は、皇太子時代の1962年にもフィリピンを訪問されている。強い反日感情が残る中、ご夫妻はフィリピン人犠牲者の遺族と対面し、戦争孤児の施設を訪ねられた。その姿に、日本への厳しい視線も和らいだとされる。

 73年、カリラヤに日本人戦没者の碑が建てられた。そこでの慰霊は、両陛下の念願だったろう。

 両陛下は国立英雄墓地も訪ね、慰霊碑の前で黙とうされた。アキノ大統領主催の晩餐ばんさん会のスピーチで、天皇陛下は、多くのフィリピン人が犠牲になったことに触れ、「日本人が決して忘れてはならないこと」と述べられた。

 過去と真摯しんしに向き合う陛下の姿は、フィリピンの人々の心に、強く焼き付けられたに違いない。

 アキノ大統領は、「貴国は堅実で有能かつ信頼できるパートナーとして、今日まで、わが国の発展を後押しして下さった」と感謝の意を表した。

 今回のフィリピンご訪問は、昨年6月に国賓として来日したアキノ大統領が招請したものだ。大統領は、86年に母親のコラソン・アキノ大統領に同行して来日して以来、両陛下と交流がある。

 今年6月、アキノ大統領は任期を終えて退任する。最後の年が国交正常化60周年と重なった。

 フィリピンは、最も親日的な国の一つとされる。経済分野などで、アジアにおける日本の重要なパートナーでもある。

 今回の両陛下のご訪問を、両国の友好親善をより確かなものにしていく契機としたい。

小西誠さん:メディアは、フィリピン戦争の恐るべき実態を報じているのか?



メディアは、フィリピン戦争の恐るべき実態を報じているのか?
フィリピンでの戦争について、テレビなどでそれなりに報道されている、メディアは報じているというご意見がありましたので、それについて少し解説致したいと思います。
問題は、メディアはフィリピン戦争の犠牲者約111万人のほとんどが、旧日本軍による虐殺であることを、実態としていくらかでも報道していたのでしょうか? 僕の知る限り新聞では朝日が、バタンガス州リパの大虐殺について一部を報じていただけです。
ご存じのように、フィリピンの戦争は、1941年12月~42年5月と1944年10月~45年8月の短い期間です。実質1年に満たない期間です。ですから、中国への15年戦争のように、長い期間の占領と虐殺が続いたわけでもありません。
この短い期間に殺されたのは、日米軍の戦闘一般ではなく「ゲリラだ、ゲリラに協力している」として住民の無差別虐殺が繰り返されたからです(バタンガス州リパの虐殺など)。
約111万のフィリピン人死者のうち、推定で約90万人の住民虐殺が行われたという数字があります。
別の観点から見ると、1941年12月の日本軍のフィリピン占領以後、日本軍は広大なフィリピンの「点と線」しか確保しておらず、特に1944年以降はそうですが、フィリピン人ゲリラの総蜂起にみまわれたのです。
よくフィリピン戦争を「日米戦争」のように報道していますが、最初からフィリピン戦争は、日本対「米比」の戦争です(バターン「死の行進」の犠牲者の多数もフィリピン兵の捕虜)。
そして、天皇の「おことば」で触れられている、マニラ市街戦のフィリピン人死者も、日米の市街戦による死者一般ではなく、70%が日本軍による住民の無差別虐殺です。
つまり、日本軍はマニラ市民を「人質」(人間の盾)にとり、市街地に立てこもり(あのマッカーサーでさえ、「マニラ無防備都市宣言」をしてバターン半島に立て篭もったにもかかわらず)、日本本土防衛のための「長期持久戦態勢」を採ったということですが、ここで絶望的に追い詰められた日本軍が住民虐殺で「対抗」したわけです。
最後の戦闘が行われた、市内のイントラムロスだけで約4千人の子ども達を含む住民が殺されたと言われています。
マニラ市内にも、フィリピン各地にも、日本軍による住民虐殺の多数のメモリアルがありますが、この事実を報じてこそジャーナリズムではないでしょうか? 
(写真は、左から、イントラムロス内の「MEMORARE MANILA 1945 MONUMENT」、イントラムロス内の「サン・アグスティン教会内の慰霊碑」、サンチャゴ要塞近くリサール記念館横にある「住民虐殺」の慰霊とその説明文。撮影・小西、著作権フリー)

20160131サンモニ岸井さん『献金再開は許せない、検察は立件を』

1月31日サンデーモーニングのエンディング

岸井さん『献金再開は許せない、検察は立件を』
岸井
「何が献金か考えるとね、ワイロと紙一重なんですよね。何か政治に期待、政策の変化を期待してることですからね。だから、税金でね、交付金を導入したとき、それからあっせん利得処罰法を作ったときに、政界は国民に何を約束したかっていうと5年後、完全に企業団体の献金を目指すって言ったんですよそれをいっさいやらないでまたどんどん再開していくなんてこれはもう許せないですよね!それを思い出してほしいですね」
関口
「検察は動き出したんですか?」
岸井
動き出すと思います。連携をとって、それはなかなか、簡単には立件は難かしいです。立件は難しい、ですけどこれは見逃しちゃダメですよ。」
関口
「そうですね。それではまた来週。ありがとうございました」

下の画像は番組前半、解説する岸井さん


緊急事態条項 安倍総理「正々堂々、逃げずに議論する」は口先だけ!

【国会ハイライト】安倍総理、またまた逃げた!「緊急事態条項は独裁政治、9条改定につながる!」〜共産・志位氏の追及に回答濁す“とんずら総理”「正々堂々、逃げずに議論する」は口先だけ!

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/285103

安倍総理が、またまた改憲議論から逃げた。
 2016年1月27日、衆議院本会議の代表質問で、日本共産党の志位和夫委員長が自民党改憲草案に明記されている「緊急事態条項」について、「独裁政治、戦争国家に道を開き、憲法9条改定につながる危険きわまりないものだ」と追及。安倍総理の認識を質したが、安倍総理は「政府としてお答えすることは差し控える」と回答を避けた。改憲をめざすと公言し、しかも「正々堂々と議論する」と言いながら、何の理由も根拠も示さず答弁を拒否。議論からはすたこらと逃げ出した。
 これに先立ち同月19日には、社民党・福島みずほ副党首が、緊急事態条項について「内閣限りで法律と同じ効力を持つことができるのであれば、これはナチスドイツの『国家授権法』とまったく一緒だ」と迫った際にも、「限度を超えた批判だ」などと気色ばんで見せたものの、議論の土俵には上がらず、議論の下から遠吠えするのみ。自民党の改憲案の緊急事態条項とナチスの授権法との違いも説明せず、「憲法改正の草案について個々にお答えすることは差し控えたい」などと回答を拒んでいた。まったくもって意味不明の遁走である。
 その後、安倍総理は22日の施政方針演説で、憲法改正をめぐる議論で「正々堂々とし、逃げない」と大威張りで演説。今度はいよいよ議論に応じるのかと思えた。
 しかし、わずか4日後の26日、民主党・岡田克也代表が緊急事態条項について、「基本的人権を制約することが可能となる。民主主義の根幹を揺るがしかねない問題」と指摘し、「現行憲法で、具体的に、何が足らないのか」と説明を求めると、安倍晋三は舌の根もかわかないうちに、「政府としてお答えすることは差し控えさせていただく」と、まさに「尻に帆をかけて」逃げ出した。恥も外聞もない。卑怯卑劣大嘘つきといわれようと、説明もしないし、議論にも応じない。
 確かに安倍総理は、これまでも卑怯であったり、卑劣であったりした。大嘘つきであることは周知の事実である。みっともないことを平気でできる無神経の持ち主でもある。
 だが、この逃げっぷりは、やはり尋常ではない。徹底している。逃げて、逃げて、逃げ回って、時間稼ぎをしているのは、明らかである。
 なぜなのか。「とんずら総理」と何と言われようと、議論に応じないのは、説明すればこれがとてつもなくひどい人権侵害を行いうる危険条項であることが万人に明らかになってしまうからである。かつて、これほど危険な改憲案が現在の政治課題として浮上してきたことはない。緊急事態条項の危険性については、我々は何度となくお伝えしてきた。

20160130浜矩子さん講演会@いかるがホール


同志社大学の浜矩子先生の講演が奈良のいかるがホールであると知り 急きょ行ってきました。当日券をあてにしていたのですが 行ってみると何と当日券は無し。30人くらいがあぶれてましたが 何とか入れてもらい 通路に座りました。座席数700余りのホール、入場した時すでに立ち見 多数、嬉しい熱気に包まれていました。
先生は上下サイケデリックなプリントのお召し物で髪は紫。素敵です。
アベノミクスならぬアホノミクス、最近ではドが付くという、あれは先生が言いだしたんですね。
内容は経済学というより 哲学、経済哲学ともいえるお話でした。
以下 箇条書きにしてみます。無駄に長くて すみません。
経済活動は「人間のために人間がするもの 」つまり人間を幸せにするための営みなのだから 多少なりともそれによって人間を不幸にするということは本質的にあり得ない。だから戦争で経済をまわすということもあり得ない。平和でなければ経済は成り立たない。
経済的合理性という言葉は誤用されている。原発再稼働やブラック企業などがある程度やむを得ないなどという変な理屈にちょろまかされてはいけない。人権を踏みにじるような企業には経済的合理性はみじんも無い。ブラック企業などという言葉は定義矛盾であって企業ではないからブラック、で止めるべきである。
また経済に成長が不可欠であるかのように言うのも間違っている。
だいたい成長という言葉がより良い状態になるという意味を含んでいるが 経済でいう成長とは単に規模が大きくなる、という意味である。
今 問題なのは豊かさの中に貧困があり それが日増しに高まっていること。これを解決するために必要なのは成長ではない。富の分かち合いがヘタクソなのだから それをただすことである。
アベノミクスは「富国強兵」以外の何物でもない。これは推測ではなく 事実。2015年4月 アメリカの議会で演説したその同日午後 笹川平和財団USAで演説した記録が そのサイトにUPされている。(私は見つけられませんでしたが) 内容は アベノミクスと外交安全保障政策は表裏一体であるというもの。司会者が重ねて問うと 「デフレ脱却→GDPが増える→国防費を増やせる」という意味だと何のためらいも無く語った。外交安全政策のために経済政策を使ってはいけないというのは戦後世界で共通の認識であるにもかかわらず。
経済の2大課題 すなわち均衡回復(極端なインフレ、デフレなどを解消すること)と弱者救済は表裏一体である。にもかかわらず デフレ脱却を国民の幸せのためではなく 国防費を増やすためと言い切るのは 「アホさ」を通り越して「邪悪さ」の表れであると言い切れる。
安倍政権がどこに到達しようとしているのか、それは2007年の所信表明演説で述べられたように「戦後レジームからの脱却」である。戦後の体制から抜け出してどこへ行くのか?つまり戦前に戻るのだ。大日本帝国に。
しかし現在の日米同盟、安保体制、は戦後レジームそのものではないか?それを推奨しているのは矛盾があると考えるが 本人は その状況から脱却するために頑張っていると言いたいかもしれない、そのための方便と考えているのかも。
新三本の矢 ①GDP600兆円、現在より2割増やしたい、(国防費を増やせる)②子育て支援(産めよ増やせよ) ③介護離職ゼロ 、一億総活躍→一億総努力せよ、生涯現役(死ぬまで働け) つまりすべて 戦前の大本営発表であって 辻褄が合っている。
TPPが話題になっているが 私はTPPではなくてTYPだと言ってる、つまり「とても、やばい、パートナーシップ」。
これは経済効果もさりながら 戦略的価値(中国排除など)が重要であると安倍は言っている。戦後、経済活動を戦略的意図で使わない、戦略性をもった経済活動をしない、というのが平和のための基本理念であるにもかかわらず。
では アホノミクスを超えて 行くために我々に重要なのは何か。
①一つの原点回帰。「経済活動は人間を幸せにするための営みである」という原点。
②一つのバランス感覚。孔子の言葉「齢70にして己が欲するところに従えども矩を超えず」矩とは社会倫理、行動規範、人間としての真っ当さのこと。経済活動は欲に発するものだが矩との黄金バランスが必要。(だれも矩子を超えられないとも 笑)
③三つの道具。耳、目、手。違う意見を聞く耳、救済を求める声を聞く耳、涙する目、人の痛みに思いを馳せてもらい泣きする目。(これはアダム・スミスの国富論にも書かれている) そして救いを求めるものへ差し伸べる手である。これはチーム・アホノミクスが最も持っていないもの。
以上、浜先生の経済学者としての矜持、経済が人の幸せのためであるという基本 を無視する安倍政権を断じて許さないという強い意思に貫かれた講演でした。
こちらに 別の機会に書かれた素晴らしい記録があるのを 書いた後で見つけました。(T_T) その4まであります。御参考まで。http://www.ne.jp/asahi/seishin/9jyonokai/allsamazama/samazama.15.3.3.html

20160130高田健さん講演会@武庫之荘

20160130高田健さん講演会@武庫之荘

(以下コメントと写真はフェイスブック投稿から)
安保関連法に反対するママと有志の会@尼崎⇒‎戦争法は廃止を!憲法9条を壊すな!安倍内閣は退陣を!

https://m.facebook.com/events/997158950357831?view=permalink&id=1012015322205527

高田健さん講演会
参加者200名を超え、満席の大盛況でした。
60年安保の時は高校生だった高田さん。
集団的自衛権行使容認
いよいよ戦争が現実となって目の前に。
緊急事態条項の恐ろしさ
3.30国会前での12万人の大行動
立憲主義を取り戻すため、
平和を願うもの同士が手を繋いだ。
勝つための一番の方法は、
「諦めない」ことだ。
(フェイスブック投稿終わり)

1月30日(土) 14:00~
民主主義と立憲主義を取り戻そう!
武庫之荘駅近くの尼崎市女性センターで開かれた高田健さんの講演会に参加。
https://m.facebook.com/events/997158950357831/
講演会前には4名がスピーチ。
 大道秀子さん(尼崎九条ネットワーク代表)

さかもとなおさん(ママの会尼崎)は翌日ミナセン尼崎結成会も予定。2月14日は全兵庫ミナセンも神戸で。
集団的自衛権違憲訴訟の会からは冠木弁護士
よしむらたまみさん(さよなら原発尼崎の会)

レジメ4ページをアップ。



政府広報予算83億円に メディアが食らう“毒まんじゅう”

政府広報予算83億円に メディアが食らう“毒まんじゅう”
日刊ゲンダイ 2015.02.22

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/157416/1
広告収入減が叫ばれて久しい大マスコミにすれば、涙がちょちょ切れるほどの感激だろう。現在、国会で審議中の15年度予算案で、安倍政権が「政府広報予算」をドンと弾んでいるのだ。なるほど、大手メディアは暴走政権にシッポを振るわけだ。

 15年度の政府広報予算案は83億400万円。前年度の65億300万円から18億100万円アップと、3割近く跳ね上がっている。

 内閣府の政府広報室は「安倍政権は昨年6月、15年度の予算編成で、成長戦略の重点分野に『新しい日本のための優先課題推進枠』を設けることを閣議決定しました。その枠に政府の情報発信強化が組み込まれたため、予算を大幅に積み上げた」(担当者)と説明するが、実は安倍政権の発足以来、政府広報予算は猛烈な勢いで増え続けている。

 野田政権時代の12年度に40億6900万円だった予算額が、安倍政権に代わった13年度には43億9900万円に増加。さらに消費税率を引き上げた14年度は「消費税への国民の理解を深めるため」(政府広報室)として一気に約48%アップ、約20億円を積み増した。15年度予算案ではとうとう80億円台を突破し、安倍政権下で政府広報に費やす税金は2倍に膨らむことになる。

■安倍政権の露骨なメディア懐柔策

 政府広報室の担当者は「ここ数年、領土問題や税と社会保障の一体改革、消費者保護など国内外に広報すべき重要テーマが増えている」と言い張るが、中・韓両国との関係悪化で領土問題をややこしくした張本人は安倍首相ではないのか。

 まるで“火事場泥棒”のような倍増予算の大半は、新聞広告やテレビCMの形で大手メディアの手に渡る。断っておくが、安倍政権以前の過去20年をさかのぼっても、政府広報予算が前年度から10億円以上も増えたことは一度もない。安倍首相とメディア幹部との頻繁な会食やグリーン歓談が問題視される中、政府広報予算の倍増はロコツなメディア懐柔策としか思えないのだ。

「メディアに我々の税金を使って“毒まんじゅう”を食わせているようなものですよ。国民には財政規律を訴え、消費増税を押し付けながら、なぜメディア対策費を増やす必要があるのか。民間企業が経営悪化すれば真っ先に削るのは広報・宣伝費でしょう。カネで言論を買うような政権の姿勢に抗議し、“政府広報は一切、拒否する”というメディアが現れてしかるべきなのに、どの社も唯々諾々と広報予算を受け取っているわけです。大メディアがカネの力で政権批判を控えているのなら、権力のチェック機能を放棄したも同然です」(元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏)

 腐敗した大メディアを通じて、世論もどんどんおかしくなっていく。暴走首相がますますツケ上がる悪循環である。

★20160202集会情報_更新中

放射線を浴びた[X年後]
@大阪十三・第七芸術劇場
2/6(土)、2/7(日)10:00回
伊東英朗監督 舞台挨拶予定
http://www.nanagei.com/movie/data/1031.html

放射線を浴びた[X年後] 2
@大阪十三・第七芸術劇場
2/6(土)11:55回
伊東英朗監督 舞台挨拶予定
2/7(日)11:55回
伊東英朗監督、川口美砂さん トークショー予定
http://www.nanagei.com/movie/data/1019.html

激おこ!法律家のための選挙学習会
2月7日(日)
TKP信濃町ビジネスセンターホール
主催:青年法律家協会弁護士学者合同部会

日時:2月11日(木・休)
  第1回上映14:10~
  河合監督来場予定
  16:20~17:20 映画の主題についてのお話
  18:15~18:30 ご挨拶
  第2回上映18:30~
会場:西宮市大学交流センター大講義室
資料代:500円

2月13日(土)2時半から
福島みずほ‏ @神戸市勤労会館
goo.gl/JxrgX0

▼第21回にしのみやアジア映画祭
2月13日(土)
①11:00~13:07 『国際市場で逢いましょう』('14年/韓国/127分)
②14:00~16:33 『ミルカ』('13年/インド/153分)
2月14日(日)
①11:00~12:34 『ソ満国境 15歳の夏』('15年/日本/94分)
②14:00~15:43 『僕たちの家に帰ろう』('14年/中国/103分)
フレンテホール 西宮市池田町11-
http://www.nishi.or.jp/sp/contents/sp_0003674200040003400093.html

20160214 1300-1620
野党共闘を求める市民・政党討論集会(第2弾)&「連帯兵庫みなせん」設立集会
@神戸市立婦人会館(JR神戸駅北5分・湊川神社西隣)
goo.gl/BStCU8
https://m.facebook.com/events/886630528119134/

2月14日(日)午後2時から
福島みずほ‏ @西宮市勤労会館
goo.gl/n3UtuE

20160214
講演&交流集会-高浜原発3・4号運転差し止め提訴に向けて- 
午後1:30~4:30(1:15開場)場所:芦屋市民センター(本館)301号室
講演:弁護士 鹿島啓一さん(高浜仮処分裁判等の弁護団)
参加費:一般500円、大学生以下300円
主催:グリーン・アクション/原発なしで暮らしたい丹波の会/美浜の会/おおい原発止めよう裁判の会事務局
http://www17.plala.or.jp/kyodo/20160220

20160214
1460-1630 
「九条の会・兵庫県医師の会市民講座 小林節氏(慶応大名誉教授)講演会」
 兵庫県保険医協会5階
       (JR元町駅東口から南へ徒歩5分。大丸神戸店の山側、神戸フコク生命
        海岸通ビル)千円 要予約☎078-393-1801

★「ザ・おもいやり」上映会
日時:2016年2月20日(土)
   午前 10時30分~12時15分
   午後 14時00分~15時45分
会場: 西宮市大学交流センター(阪急西宮北口駅すぐ)
大人1000円 前売り800円
学生 800円 前売り600円
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=10205643285698231&id=1136687021

20160220
座間宮ガレイの激おこ勉強会 @大阪
@市民交流センターひがしよどがわ 
https://m.facebook.com/events/1663023330645089
https://m.facebook.com/naohisa.endo.1/posts/1682869651985535

20160221(日) 14:00〜
戦争法廃止・辺野古新基地撤回 ヨドバシカメラ前 関西大行動
http://blog.goo.ne.jp/stop-henoko-osaka/e/80b4d6e20707702771bbfd3de86993e8

2月28日(日) 13時半~15時半
石川康宏
甲東平和を考える会「安倍改憲の道か日本国憲法の道か」 カトリック仁川教会・聖堂(西宮市)
http://walumono.typepad.jp/4/

20160313
さよなら原発 関西アクション
@大阪市中央公会堂
https://m.facebook.com/events/881621345269408/
https://m.facebook.com/naohisa.endo.1/posts/1682873141985186

▼MBSドキュメンタリー映像 ’13 
特別上映会 「喪の途中」
3月13日(日)
①10:00から ②13:00から ③15:00から
10時の回上映後、番組製作スタッフによるトーク(約30分)を開催
西宮プレラホール(所在地)西宮市高松町4番8号
http://www.gurutto-kobe.jp/nishinomiya/entry-479.html

3月27日(日)
「イラク開戦13年-廃止しよう!戦争法、とめよう!辺野古新基地建設」関西集会
午後1時半開場-2時開会(デモ出発:4時~)
場所:中之島中央公会堂・大ホール 
(地下鉄/京阪 淀屋橋駅・京阪 なにわ橋駅)
資料代:800円(手話通訳あり・介護者無料)
◆講演
稲嶺 進さん(沖縄県名護市長)
青木 理さん(ジャーナリスト)
http://www17.plala.or.jp/kyodo/

20160402
小林節さん講演会
@神戸市勤労会館
https://m.facebook.com/events/979361505481738

2016/4/2 大阪市中央区(上映1 回) ※「日本と原発」
■ 主催:さよなら原発の会
○ 上映日時:2016年4月2日(土)  13 時30 分 ~
○ 会場名:カトリック大阪司教館 (大阪市中央区玉造2-24-22)
○ 定員:約50名
○ 問合せ先:さよなら原発の会(三木) TEL : 072-367-2425
○ メール:さよなら原発の会(三木)宛メール

2016/4/3 兵庫県西宮市(上映1 回) ※「日本と原発」
■ 主催:さよなら原発の会
○ 上映日時:2016年4月3日(日)  13 時30 分 ~
○ 会場名:カトリック仁川教会 (西宮市段上町4-2-11)
○ 定員:約50名
○ 問合せ先:さよなら原発の会(三木) TEL : 072-367-2425
○ メール:さよなら原発の会(三木)宛メール
http://goo.gl/E0yj9i

● 明石地区上映会/4月23日(土)
  アスピア明石北館9階 子午線ホール
 ①午前10時~上映
 ②午後1時30分~上映、三上監督トーク
 ③午後5時30分~三上監督舞台挨拶、上映 
● 阪神地区上映会/4月24日(日)
 尼崎女性センター・トレピエ3階 ホール
 ④午前10時~三上監督舞台挨拶、上映
 ⑤午後1時~三線演奏、上映、三上監督トーク

https://m.facebook.com/events/523200937858198/ 

一日一回脱原発 & デモ情報in大阪
http://s.ameblo.jp/amebloacchan/

Comfort women seek apology, compensation from Japan

Comfort women seek apology, compensation from Japan
http://www.manilatimes.net/comfort-women-seek-apology-compensation-from-japan/240923/
By IZA IGLESIAS Reporter
FOUR days before the state visit of Japanese Emperor Akihito and Empress Michiko, a group of Filipino comfort women reiterated their demand for a public apology and compensation for the injustice they endured in the hands of the Japanese Imperial Army.
Rechilda Extremadura, Executive Director of Lila Pilipina, an organization for comfort women, said no Philippine leader has given much attention to the plight of Filipina sex slaves during World War II.
At the Pandesal forum in Quezon City on Friday, Lila Pilipina criticized President Benigno Aquino 3rd for saying that the issue on compensation and apology by the Japanese government is already closed as far as he is concerned.
“We may be older than him but our memory is far clearer. The lolas never heard an official statement of apology or received compensation from the Japanese government,” Extremadura told reporters.
Emperor Akihito and his wife will be in Manila from January 26 to 30, 2016. They will visit memorial sites for Filipino and Japanese veterans in Laguna province.
Extremadura recalled that in 2010, Aquino said he will order then former Ambassador Emmanuel Lopez to study the matter. The president also said he will ask Congress to craft a law that will ensure that the remaining comfort women will be compensated from the funds provided for by the 1956 Reparations Agreement which should include comfort women.
“As far as the lolas are concerned, it was all talk. Congress never came up with anything, except for resolutions filed by the Makabayan bloc.” Extremadura said.
She said they doubt if the President will even bring the matter on comfort women  with Emperor Akihito.
“Now that a Visiting Forces agreement with Japan is in the works, Aquino has another reason not to go into this topic,” Extremadura added.
During the forum, four comfort women brought origami cranes that they said symbolize peace to remind Aquino of the number of “missed opportunities” to give justice for the comfort women.
The four women — Narcisa Claveria, 85, of Ilocos Sur, Hilaria Bustamante, 90, of Singalong, Manila, Felicidad de los Reyes,87, of Masbate and Estelita Dy, 85, of Negros Occidental – said they have three wishes – a public apology from Emperor Akihito, compensation of 20 million yen from the Japanese government, and the publication of their true stories in a book.
“Ang mensahe ko lang sa ating pangulo, ang sabi niya natapos na daw yung programa mula pa ng 1956 pero natapos na siguro pero kaming mga kababaihan na biktima ng karanasan noong panahon ng pangalawang digmaan ay wala pang natatanggap na tunay na hustisya. Kaming mga kababaihan, batang musmos pa kami ang laki na ang nawala sa amin, nawala ang aming dignidad, hindi kami nakapag aral, at malala ang inabot namin sa kamay ng sundalong hapon (The President said the issue has been closed in 1956 but we have not been given justice. We were so young when we were stripped of our dignity, we were not able to study, we suffered in the hands of Japanese soldiers)” Claveria said.
Claveria said she was taken to a Japanese garrison when she was around 13  years-old in her home in Abra with her two sisters and five other women. They were then sexually abused. She said her elder sister lost her mind because of the trauma.
Bustamante, meanwhile, said she was 16 when Japanese soldiers abducted and raped her inside a Japanese garrison. She said she suffered psychological trauma growing up.
Dy said she was 14 years old when she was physically and sexually abused in her home in Negros Occidental.
According to Extremadura, they started the organization in 1992 with a total of 174 comfort women, however, 104 of them had died. Most of those remaining are too weak to come out for their struggle for justice.
In December 2015, Japan and South Korea settled the issue on comfort women when Tokyo agreed to pay P1 billion yen for the Korean comfort women.
The Lila woman expressed hope that the Philippine government will also take up their cause.
Extremadura said Aquino should at least bring up the topic of comfort women with the Emperor.
Gabriela party-list Secretary General Joms Salvador said that Japan has never publicly apologized for the abuses of Japanese soldiers during World War 2.
“When important historical facts like the systematic use of wartime sexual slaves is denied, there is always a real danger of it being repeated by future generations,” Salvador said.

田崎史郎氏の取材姿勢

一昨年総選挙直後の自著紹介で田崎史郎氏は取材姿勢をこう語る。
田崎 私が時事通信に入社したころ、先輩から「書くということは批判することだ」とたたき込まれ、それが基本と思っていた時期もありました。たしかに国家権力を監視し、批判するのは重要なことだと思います。しかし、政治部に配属されて以来35年間、政治取材を続けているうち、次第に国や党の方針を誰がどこで決めたか、理由は何かを取材し、読者や視聴者に届けることこそが自分の務めであって、政治記者の最大の仕事は、国家権力の構造やその中枢を解明することだと確信するようになりました。

2016年1月30日土曜日

ILPSから 天皇のフィリピン訪問に関する声明

On the Japanese Emperor’s visit to the Philippines
 26 January 2016
Statement by ILPS Commission 1

ILPSから 天皇のフィリピン訪問に関する声明
2016年1月26日

(出典 英語 http://ilps.info/index.php/en/statements/1969-on-the-japanese-emperor-s-visit-to-the-philippines
和訳 https://m.facebook.com/groups/135185106623558?view=permalink&id=668119773330086
)

The Cause of National and Social Liberation
against Imperialism and all Reaction

ILPSコミッション1(帝国主義とすべての反動に反対する民族的社会的解放の大義)

We, the Commission 1 of the International League of Peoples´ Struggle, vigorously protest the visit of Japanese Emperor Akihito and Empress Michiko to the Philippines, which is scheduled on January 26-30, 2016.

This is the first time after World War II that a sitting emperor of Japan will visit the Philippines.

われわれILPSコミッション1は2016年1月26日から30日にかけて予定される天皇アキヒトと皇后ミチコのフィリピン訪問に抗議する。

これは第二次世界大戦後、日本の現天皇がフィリピンを訪問する初めての機会だ。

During the visit, the Imperial couple plan to meet Philippine President Benigno Aquino III at Malacañang Palace in Manila and visit memorial sites of Japanese and Filipino veterans in Laguna, a province near Metro Manila. The ruling big comprador-landlord class in the Philippines, particularly President Aquino, whose grandfather and namesake was a top collaborator of the Japanese fascist invaders in World War II, is celebrating this visit as a “historic” event. But for the Filipino and other peoples of the Asia Pacific, region, this is no time for celebration.

フィリピン滞在中、彼らはマラカニアン宮殿でのアキノ・フィリピン大統領との会談やマニラ首都圏近郊にあるラグナ州での日比の戦没者の慰霊費への訪問などを予定している。フィリピンの支配階級である大買弁資本家と大地主たち、とりわけ祖父をはじめとする親類縁者が第二次世界大戦中に日本のファシストの協力者であったアキノ大統領は、この訪問を「歴史的」な出来事として祝っている。しかし、われわれは民衆、とりわけフィリピンとアジア太平洋地域の民衆にとっては、それは決して歓迎できるものではない。

In line with its war of aggression in the Asia-Pacific, Japanese imperialism occupied the  Philippines from 1941 to 1945. The Filipino people organized the Hukbalahap or Hukbo ng Bayan Laban sa mga Hapon (People's Army Against Japan) and waged armed struggle and other forms of resistance to oppose Japanese military rule. The Japanese imperial forces suppressed the Filipino people’s opposition cruelly and killed one million Filipinos.

日本帝国主義はそのアジア太平洋侵略戦争の最中、1941年から45年までフィリピンを占領した。フィリピン民衆は抗日人民軍(フクバラハップ)を組織し、日本軍の支配に対して武装闘争その他の形態での抵抗闘争を展開した。日本帝国陸軍はこのフィリピン民衆の反抗を過酷に弾圧し、百万人にのぼるフィリピン人を殺害した。

During the four- year occupation, the Filipino people suffered tremendously at the hands of Japanese forces. People suspected of going against them were imprisoned or massacred at random, especially during the Japanese retreat in Manila in 1945. Many people were wantonly killed, while others suffered hunger and disease, and thousands lost their livelihood.

四年間の占領期間中、フィリピン民衆は日本軍の手ですさまじい苦難を強制された。日本軍に抵抗していると疑われた者は-とりわけ1945年の日本のマニラからの撤退のなかで-手当たり次第に投獄され、あるいは虐殺された。多くの民衆が殺害され、あるいは戦争がもたらす飢えや病気で命を失い、生計手段を喪失した。

In addition, countless women were taken forcibly by Japanese soldiers and made into sex slaves - the so-called “comfort women”.

It bears mentioning however that during the course of the Japanese retreat, it was the US that destroyed the social infrastructure and private buildings considered as bulwarks as the occupiers.

さらに、数え切れないほどの女性たちが日本兵によって強制的に連行され、性奴隷-いわゆる「慰安婦」-とされた。

しかしまた、日本の撤退の過程で、社会インフラや占領者庇護するものとみなされた民間家屋を破壊したのが米国であったことも指摘されねばならない。

The people in the Philippines and the Asia-Pacific region have never forgotten the crimes and brutalities which the Japanese Imperial Army had committed. The Japanese government, however, has not provided an official and clear apology, nor implemented state compensation based on its legal responsibility to war victims, including Japanese sexual slavery.

フィリピンおよびアジア太平洋地域の民衆は日本軍が犯した犯罪や残虐行為を決して忘れていない。しかし、日本政府は今日まで「慰安婦」とされた女性たちをはじめとする戦争被害者に対して、明確で公式な謝罪と法的責任にもとづく賠償を行っていない。

Former Japanese Emperor Hirohito, father of the present Emperor Akihito, had supreme power during the era when Japanese imperialism carried out the wars of aggression in the whole Asia-Pacific region. The emperor system took a key function for mobilizing the Japanese people for the war. However, the war responsibility of Hirohito and the role of the emperor system was disregarded even in the Tokyo Tribunal of War Criminals.

アキヒトの父である前天皇ヒロヒトは、かつて日本帝国主義がアジア太平洋を舞台に遂行した侵略戦争の最高責任者であった。天皇制は日本の民衆を侵略戦争へと動員していくための要であった。しかし、天皇ヒロヒトと天皇制の戦争責任は、極東軍事裁判においても、追及されることはなかった。

Even after Japan’s defeat in World War II in 1945, the emperor system still survived though there were some changes in its form. It continued to be regarded as the “symbol of the State and the unity of the Japanese people”.

1945年の日本の敗戦後も、天皇制は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」とされ、形を変えて生き延びた。

The Japanese emperor’s visit to the Philippines is a political act which reflects the will of the Abe administration and the monopoly capitalist ruling class in Japan. The Japanese and Philippine authorities intend to take advantage of this visit to ‘ease’ the Filipino people’s anger over the past Japanese occupation, with Akihito providing vague words about Japan’s responsibility for the war. They hope to ‘resolve’ the issues of Japan’s war responsibility without a genuine apology and state compensation to the victims.

今回の天皇アキヒトのフィリピン訪問は、安倍政権と日本の支配階級-独占資本-の意志を反映した政治行為である。日比当局は、日本の戦争責任に関わるアキヒトの曖昧な言葉によってかつての日本の占領に対するフィリピン民衆の怒りを「和らげる」ために、今回の天皇のフィリピン訪問を利用しようとしている。彼らはまた、被害者への真の謝罪と国家補償を抜きにしたまま、日本の戦争責任問題を「解決」することを望んでいる。

Under the baton of US imperialism and the US military pivot to Asia, the Japanese ruling class aims to expand and develop the military collaboration between Japan and the Philippines. Now, Japan is escalating its militarization through the new security legislation which enables Japanese Self Defense Forces to commit directly its war acts overseas under the pretext of ‘exercising its Right of Self-Defense’. Both Japan and the Philippine are treaty allies of the US and are being mobilized to support the US rebalancing and dominance in Asia. Japan hosts vast US bases while the Philippines through the Enhanced Defense Cooperation Agreement, will soon see the return of US bases to its shores.

米帝国主義と米国のアジアへの軍事的回帰の下で、日本の支配階級は、日本とフィリピンの軍事協力を拡大・発展させようとしている。日本は現在、「集団的自衛権の行使」を口実に海外での自衛隊の戦争行為を可能にする昨年9月の新安保法制の制定など、その軍国主義を加速させている。日本もフィリピンも米国と条約を結んだ同盟国であり、米国のアジアにおける再均衡および支配を支持するために動員されている。日本は膨大な米軍基地を受け入れており、フィリピンは-米比防衛協力強化協定を通して-近くその国土に米軍基地を舞い戻らせようとしている。

As part of its military maneuvers, the Japanese government plans to forge with the Philippine government a possible PH-JPN Visiting Forces Agreement, similar to the PH-US VFA, to allow the stationing of Japanese forces in the Philippines and participation in joint war exercises with the Armed Forces of the Philippines.

その軍事的策動の一環として、日本政府はフィリピン政府と共に、日本軍のフィリピン駐留およびフィリピン国軍との軍事演習への参加を認めるための-米比訪問軍協定と同様の-日比訪問軍協定の締結を策動している。

We, the Commission One of the International League of People’s Struggle, therefore, oppose the Japanese emperor’s visit to the Philippines which links Japanese imperialist schemes for consolidation of its control in the Asia-Pacific region. We demand an official and clear apology and state compensation for all the victims of Japan’s war of aggression, occupation and colonization.

それゆえILPSコミッション1は、アジア太平洋地域における自らの支配を強化しようとする日本帝国主義の策動と結びついた今回の天皇アキヒトのフィリピン訪問に反対する。われわれは日本の侵略戦争、占領、植民地支配によるすべての戦争被害者への日本政府の明確で公式な謝罪と法的責任にもとづく賠償を要求する。

Justice for all war victims!
No to Japan’s remilitarization!
Oppose the consolidation of US-Japanese military alliance in Asia-Pacific!
Down with US and Japan Imperialism!
Long live the anti-imperialist solidarity of the Filipino and Japanese peoples!

すべての戦争被害者に正義を!
日本軍国主義の復活反対!
アジア太平洋での日米軍事同盟強化反対!
米日帝国主義を打倒しよう!
日比民衆の反帝国主義にもとづく連帯万歳!

交通違反もみ消し・裏口入学… 口利き依頼は日常茶飯事

交通違反もみ消し・裏口入学… 口利き依頼は日常茶飯事
朝日新聞デジタル 1月30日

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00000008-asahi-pol
 甘利明・前経済再生相の事務所の現金授受問題は、辞めた公設秘書らによる「口利き」の有無が焦点の一つとなっている。議員秘書や役人によると、議員側の役所などへの働きかけは日常的にある。どのような「口利き」が法に抵触するのか、識者の見方も分かれている。

 「新技術を開発した地元業者がいるから会ってもらえないか」。ある農林水産省幹部には、そんな依頼が国会議員の秘書から年10件以上寄せられる。予算配分や官僚人事に関与する議員側の依頼は断りにくく、業者には「基本的に会わざるを得ない」。だが、それ以上の要望は断るという。

 「支持者の子が大学を受ける。何とかなるかなあ」。別の中央省庁幹部は数年前、国会議員秘書から電話を受けた。「難しい」とやんわりと断ったが、中には菓子折りを渡してくる議員も。要望は聞き、ほぼ同額の菓子を返す。「自分の身を守るため、細心の注意を払っている」

 国土交通省職員の一人は「政策を通すために政治家に理解してもらうことが大切。相手が与党か野党か、有力議員かで対応も違ってくる」と打ち明ける。

 議員側にも事情がある。「昔は交通違反のもみ消しは簡単にできた。見返りに選挙時、人を動員してもらい、票につなげるのが一般的だった」。自民党のベテラン秘書は語る。新潟県警幹部が議員秘書を介した依頼で交通違反の記録を消した事件があった2000年以降は難しくなったが、今も支援者の依頼はあるという。

 民主党議員の秘書も「従業員の入管手続きを早めて欲しい」「子どもを私立大に入学させたい」などと口利きを求められた経験がある。「どんな依頼でもその場では断らない。頑張っているというポーズが大事。選挙で票になる。政治家側の問い合わせに役人は門前払いできない」

 閣僚経験もある自民党衆院議員の秘書は一昨年、口利きのお礼に地元の支援業者から「100万円単位の現金をもらった」と明かす。政治資金収支報告書に業者名を書く必要のない20万円ずつのパーティー券購入費に分散して領収書を発行し、一部を「手数料」としてもらったという。「雑所得として確定申告もした。何もやましいことはない」

ネトウヨが「武士」とホメる甘利明は「悪代官」だ! 5億円の企業献金とパーティ収入、年間1千万の原発マネー


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リテラ 2016.01.30

 辞任した甘利明・前経済再生相の“茶番会見”から1日。やはり、予想どおりテレビメディアは“疑惑の幕引き”を展開してきた。

 本サイトがきのう早朝の記事で予言したとおり、安倍応援団の田崎史郎・時事通信特別解説委員は、朝からワイドショーをはしごして甘利氏擁護を展開。『情報プレゼンター とくダネ!』(フジテレビ)では「野党はもちろん徹底究明とか言うんですけど、本人が責任をとって辞められたわけで」と発言。『ひるおび!』(TBS)でも同様に「(甘利氏は会見で)ほぼ説明しきれてるんじゃないですかね」「僕は人を信じやすくてね、へへ(笑)」などと嘯いてみせた。

http://lite-ra.com/i/2016/01/post-1931-entry.html

甘利大臣の“茶番”辞任会見を称賛するテレビ局の異常! 日本テレビは会見当日朝のラテ欄で「幕引き」を宣言


甘利大臣の“茶番”辞任会見を称賛するテレビ局の異常! 日本テレビは会見当日朝のラテ欄で「幕引き」を宣言

リテラ 2016.01.29

「国会議員としての秘書の監督責任、閣僚の責務、政治家としての矜持に鑑み、本日ここに閣僚の職を辞することを決断しました」

 ──とんだ茶番である。甘利明経済再生相は昨日28日、そう述べて大臣辞任を表明したが、これは「週刊文春」(文藝春秋)がスクープした疑惑の説明責任を果たすにはほど遠い“ごまかし会見”であった。

http://lite-ra.com/i/2016/01/post-1928-entry.html

2016年1月29日金曜日

1月29日読売新聞社説 政権とアベノミクスを立て直せ


秘書の監督責任に問題を矮小化して幕引きを急ぐ読売新聞の社説

2016年01月29日 03時03分
 ◆政権とアベノミクスを立て直せ

http://sp.yomiuri.co.jp/editorial/20160128-OYT1T50225.html?from=ycont_top_txt

 安倍政権にとって、大きな打撃である。国会審議や環太平洋経済連携協定(TPP)の署名を控える中、早急に態勢を立て直さねばならない。

 経済政策「アベノミクス」の司令塔役を務める甘利明経済再生・財政相が、違法献金疑惑の責任を取り、辞任した。

 秘書による政治献金の不適切な取り扱いなどに関する監督責任を認めたものだ。

 甘利氏は、「秘書に責任転嫁はできない。いささかも国政に遅滞があってはならない。政治家は結果責任だ」と説明した。

 ◆予算審議への影響考慮

 野党は、夏の参院選をにらんで、甘利氏の疑惑を厳しく追及していた。既に、2016年度予算案の衆院審議が予定より遅れるなど、様々な影響が出ている。

 予算案の審議をはじめ、国政への悪影響を最小限に抑えるために閣僚を辞任する、という甘利氏の判断はやむを得まい。

 甘利氏は記者会見で、13年11月と14年2月の2回、千葉県白井市の建設会社から計100万円の現金を自らが受け取ったことを認めた。

 そのうえで、その資金は、自分が支部長を務める自民党支部への献金として適正に会計処理したと説明した。

 現金入り封筒を自分の背広の内ポケットに入れたとする週刊誌報道については、「そんなことはするはずがない」と否定した。

 一方で、秘書が受領した500万円のうち、200万円は党支部や甘利氏に近い神奈川県議への献金として処理したが、300万円は秘書が私的に使ったという。

 秘書は、道路工事を巡る建設会社と都市再生機構(UR)の補償交渉に関与し、会社から多数の接待も受けていたとされる。

 建設会社が、主要閣僚である甘利氏の政治力に期待し、接近してきたことは否めない。口利きの見返りに献金を受け取っていたのであれば、あっせん利得処罰法などに違反する恐れがある。

 ◆最後まで疑惑の解明を

 甘利氏が秘書の辞表を受理したのは当然である。

 「政治とカネ」の問題に対する国民の視線は厳しい。閣僚を辞任しても、疑惑に関する説明責任が果たされたことにはならない。

 甘利氏は、きちんと調査を完了し、甘利事務所と建設会社の関係や現金授受の全体像を明らかにすることが欠かせない。

 甘利氏は12年12月の第2次安倍内閣の発足と同時に、経済再生相に就任し、3年余にわたり、菅官房長官らとともに、政権の屋台骨を支えてきた。金融緩和、財政出動、成長戦略の3本の矢によるアベノミクスの推進役だった。

 日米など12か国によるTPP交渉の責任者も務めた。農業の市場開放などでフロマン米通商代表部(USTR)代表と渡り合い、昨年10月の大筋合意に貢献した。

 それだけに、甘利氏の辞任は安倍政権の重大な危機と言える。第2次内閣以降、小渕優子経済産業相ら3閣僚が「政治とカネ」の問題で辞任しているが、今回の影響は格段に大きい。

 安倍首相は、「任命責任は私にある。国民に深くおわびしたい」と記者団に対して語った。

 来週には、16年度予算案に関する衆院予算委員会の本格的な質疑が始まる。2月4日には、ニュージーランドでTPPの署名式も予定されている。

 首相は、甘利氏の後任に、自民党の石原伸晃・元幹事長を起用した。石原氏が、党政調会長や税制調査会幹部などを歴任し、経済政策全般に精通していることを考慮したのだろう。

 石原氏は第2次安倍内閣で環境相を務めた際、福島県の原発事故に伴う汚染土の中間貯蔵施設の建設を巡り、「最後は金目でしょ」と語り、物議を醸したことがある。緊張感を持って、経済再生相の職務を果たしてもらいたい。

 ◆「成長重視」は堅持せよ

 甘利氏は、金融緩和による成長を優先する「リフレ派」で、安倍首相とも一致していた。

 「財政再建派」と目される石原氏への交代に伴い、アベノミクスに変化が生じるかどうかが、政策面の一つの焦点とみられる。

 日本経済は、緩やかに回復を続け、長年のデフレからの脱却に向けて、重要な局面を迎えている。経済を最優先し、成長を重視する安倍政権の基本政策は堅持することが大切である。

 民主党など野党は、国会審議で、甘利氏の疑惑の追及を続ける構えを崩していない。疑惑解明も重要だが、内政、外交両面で建設的な論戦を挑むことが求められる。

2016年01月29日 03時03分
Copyright © The Yomiuri Shimbun

【緊急】「リアルになった両院選挙 -- 『敵失』の浮かれている場合ではない」


【緊急】「リアルになった両院選挙 -- 『敵失』の浮かれている場合ではない」

https://m.facebook.com/groups/135185106623558?view=permalink&id=667621853379878

安倍自民は、これから総辞職による「焼け太り」を狙うだろう。衆院選がリアルになって来た。野党各党には、衆院選がある場合の小選挙区をどうするかも話合ってもらわなくてはならない。

甘利大臣の辞任程度の「敵失」に浮かれている場合ではない。

野党がまとまっていない現在、かえってわれわれの方が追いつめられているという危機感を持つべきだ。

民主党やら連合やら共産党やらの粗探しで何かしているつもりの愚か者もいるが、これはわれわれの日常生活や仕事と同じだ。大きな仕事を前にしたら、嫌な相手と付き合わなくてならないこともあるだろう。

70年続いた平和を守るのは、戦後政治最大の仕事ではないか?

◆ 無党派層から一人でも多くの仲間を!
毎日のように小沢一郎氏や山本太郎さんや福島みずほさんらは、あらゆる抗議活動に顔を出し、各党の間のジョイント役をされている。
生活の党や社民党は小規模な政党で、党員の絶対数が少ないのだから、本来なら党務に専念されたいだろう。彼らが誰のために、何のために、毎日毎日辛いしんどい思いをしながら日本全国を駆け回られているかわかるだろう。
われわれ一般市民のなすべきことは、当事者意識のない評論家気取りで、政党や組合の粗探しをすることではなく、会社員や主婦や学生など無党派層かどうやったら一人でも多くの共感者を増やすことではないか?

今年は、一生に一度あるかないかの「勝負の年」だ!

われわれ中高年は、あと何十年かすればこの世を去るだろう。

これは自分自身のための闘いではなく、日本に住む若者とこれから生まれ来る子供たちを守るための闘いだ!各人各様の仕方で力を尽くそうではないか!

NO PASARAN – 奴らを通すな!

(管理人一同)

2016年1月28日木曜日

安保法が意味するもの JR東海名誉会長・葛西敬之


安保法が意味するもの JR東海名誉会長・葛西敬之
「改革」あれこれ2015.9.28 10:00

http://www.sankei.com/smp/column/news/150928/clm1509280008-s.html

 民主党などの空疎な「徹底抗戦」の果てに安保法制が成立した。2つの大きな意味があったと思う。第1は集団的自衛権の行使を可能ならしめたことにより、21世紀日本の安全と平和の礎石が据えられたことである。

 戦後70年、日本は完全な平和を謳歌(おうか)し、奇跡的な経済発展を遂げた。そのエポックとなった決断が昭和35(1960)年の日米安保条約改定である。駐留米軍は同盟軍になり、日本を防衛する義務を負った。米国に全てを任せ切った受動的な同盟国としてではあったが日本は自由主義陣営に加わったのである。

 当時私は大学2年生だったが学内でも街頭でも安保反対運動が荒れ狂っていた。彼らは社会主義陣営に共感し、日米安保は憲法違反だ、非武装中立こそ日本の取るべき道だ、安保は日本を米ソの戦争に巻き込む等と主張していた。一方「物言わぬ多数」は生活実感を踏まえて自由主義に与(くみ)していた。条約が批准されると世の中は急速に沈静化し、それから半世紀、日本は完全な平和と奇跡の繁栄を謳歌したのである。ソ連(当時)は崩壊し社会主義は失敗し、歴史が安保反対論の虚構を証明した。

 米ソが互いを破壊し尽くせる力を持って対峙(たいじ)した結果、戦うことなくソ連が崩壊し冷戦は終了した。この究極の勢力均衡が生む抑止力の傘下にあるものは武力紛争に巻き込まれない。米ソ冷戦の歴史と日本の完全な平和がこの定理を証明している。

 いま20世紀の冷戦体制は終了したが、21世紀の枠組みはまだ見えていない。しかし中国が軍事大国化したことと、米国の力が相対化し、日米同盟による抑止力を維持するためには日本にも一定の貢献が求められるようになったことは確かである。

 この現実に立って日本の平和と安全を考えるならば、「積極的平和主義」による日米同盟の抑止力維持は不可欠である。中国は日米同盟が不動のものであると認識したときに初めて合理的で友好的な隣国となるだろう。逆に分断可能と見れば中国は勢力拡大を図って介入してくる。今回の安保法制により日本は平和と混迷の分岐路を正しく渡ったのであり、正に平和な21世紀のためのエポックだったと思うのである。

 第2には辛くも議会民主制の基本が守られたことである。議会民主制は憲法に定められた選挙によって選ばれた多数に任期中の政策決定・遂行を委ねる制度である。安保法制は昨年の総選挙の時点で既にその大綱が閣議決定されており、与党は国民の圧倒的信任を受けている。

 一部の人々が安保法制は憲法違反だ、戦争法案だ、とか、徴兵制が復活する等と、60年安保時と同じ陳腐な観念論を唱えたが、盛り上がりは乏しかった。一部メディアが誇大に報道して世論を煽(あお)ると反対派はそれに乗じて正当な信任を覆そうとした。議会民主制に対する破壊行為とも言うべきことだった。

 政府与党は隠忍自重した上で最後に議会民主制の基本に立ち還(かえ)り、民主主義と法治主義の日本を守ったのである。続く5連休は秋晴れ、日本中が行楽に賑(にぎ)わった。(かさい よしゆき)

2016年1月27日水曜日

国内各社、原発輸出を加速 相手国の 安全性の担保なし


国内各社、原発輸出を加速 相手国の安全性の担保なし

東京新聞 2016年1月26日
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201601/CK2016012602000121.html

 国内メーカーの原発輸出に向けた動きが加速している。二十五日には日立製作所が、参加が見込まれる日本企業に向け、英国での受注案件の説明会を開催した。日本政府が後押しする原発の輸出だが、輸出先の国で日本並みの規制基準を本当にクリアするのか、現地での安全性を担保する仕組みがないまま進めている。
 日立が東京都内の英国大使館で開いた説明会には、約四十社が参加。日立は企業名を公表していないが、ゼネコンや鉄鋼メーカーなどが参加したようだ。日立は二〇一二年に買収した英原発会社ホライズン・ニュークリア・パワーの建設計画を引き継ぎ、英国内で計四~六基を建設する見通しなどを説明したという。
 国内の原発メーカーは日立のほか、東芝と三菱重工業がある。国内での原発建設は東京電力福島第一原発事故で困難となり、各社は海外に活路を求めている。政府も原発輸出を成長戦略と位置付け、安倍晋三首相らが積極的に原発のセールス外交を図っている。
 東芝は一四年、英原発会社ニュージェネレーションを買収して英国での三基の建設計画を引き継いだ。傘下のウェスチングハウス・エレクトリックは米国と中国で四基ずつ着工し、インドでも受注の見込み。
 三菱重工業はトルコで仏企業などと連合を組み、四基を受注することがほぼ決まった。安倍首相がトルコを訪れ、売り込んだことも要因になった。

 メーカーの受注合戦が続く一方、福島事故の収束作業はいまも続く。この状況下で安倍首相は「福島の教訓を生かして、世界の原子力安全の向上に貢献する」と原発輸出を正当化する。安全性についても「(相手国が)日本の規制基準と同様でない限り輸出はしない」と強調する。
 だが、原子力規制委員会が相手国の制度をチェックするような仕組みはない。重大事故の賠償責任や使用済み核燃料の処分先など、国内で解決されていない課題を相手国に押しつけることにもなりかねない。 (岸本拓也、伊藤弘喜)

2016年1月26日火曜日

2月の阪神間集会・講演会抜粋


2月の阪神間集会・講演会抜粋

http://app.f.m-cocolog.jp/t/typecast/1533516/1545696/104025672

2月13日(土) 福島みずほ国政報告神戸集会 14時 神戸勤労会館

2月14日(日) ミナセン兵庫結成集会&参議院選野党共闘集会
13時半 神戸婦人会館(「高速神戸」北
西5分)

2月14日(日) 福島みずほ国政報告集会 14時 西宮勤労会館大ホール(JR「西宮」南西5分、阪神「西宮」西5分)

2月20日(土) 座間宮ガレイの激おこ勉強会 13時半 市民交流センターひがしよど
がわ(JR「新大阪」東口 北東5分)

2月28日(日) 『日本と原発 4年後』上映会 10時半 14時20分 生田文化会館(阪急「花隈」北5分 JR・阪神「元町」北西10分)

それホンモノ? 「良き伝統」の正体


それホンモノ? 「良き伝統」の正体
毎日新聞 2016年1月25日 東京夕刊

http://mainichi.jp/articles/20160125/dde/012/040/002000c

 東京五輪の2年前、国鉄(現JR)東京駅近くの路上風景。植え込みも路上もごみだらけ=東京都中央区京橋1丁目で1962年5月27日、池田信さん撮影


 日本人は「伝統」という言葉にヨワいらしい。例えば選択的夫婦別姓制度の是非を巡る議論。安倍晋三首相ら反対派は「同姓が日本の伝統だ」と主張し、いくら専門家が「同姓は明治中期以降の新しい制度」と指摘しても聞く耳を持たない。このように最近は、新しく、ウソに近い「伝統」がやたらと強調されている気がするのだが……。【吉井理記】

銀座はゴミの山だった

 中国の旧正月・春節(今年は2月8日)が近い。流行語にもなった中国人観光客の「爆買い」だが、彼らのマナーはどうだろう。

 「(ホテルで)酔って従業員に絡む人も」「寝間着にスリッパでロビーをウロウロする人は少なくなったが、じゅうたんにツバを吐いたりたばこを捨てて焦がしたり」「ひどいのはロビーのイスで足を開いて高イビキ」……

 中国人は、礼儀正しさを伝統とする日本人とは違うなあ……と、あえてそう思い込んでしまう書き方をしたが、実は全て日本人がやらかしたこと。東京五輪の年、1964年3月19日付毎日新聞の東京都内版が報じた日本人のマナーの悪さを嘆くホテル側の声の一部である。前年7月1日付では「汚れ放題東京の顔 銀座の歩道はゴミの山」との見出しで、通行人のごみのポイ捨てや住民が路上にぶちまけた「台所の残り物」が散乱する様子を伝えている。

 そして今、日本のマナーに反する中国人観光客はいる。列に並ばなかったり、ごみを捨てたりする人を記者も見たことがある。だが−−。

 「そこは『お互い様』です。最近まで私たちもそうでした。僕は70年代に米国留学したのですが、向こうで何に驚いたかというと、『割り込み』せず、みんなが列を作ること。当時の日本と大違いでした」と振り返るのは、社会心理学者で一橋大特任教授の山岸俊男さんだ。

鉄道利用者のマナーの悪さを報じた1951年2月の「サン写真新聞」(60年廃刊)に掲載された「割り込み乗車」の写真。「乗るときは一番後ろにいて、電車が来ると横に回り、ねじるように押し入る」らしい


 日本の駅で当たり前になっている「整列乗車」が生まれたのも戦後である。東京では47年ごろ、営団地下鉄(現東京メトロ)渋谷駅が最初らしい。駅長や駅員が整列乗車を訴えるプラカードを首から下げ、並び方を指導したのが始まりだ。これが後年、国鉄(現JR)などに広がった。整列乗車の成り立ちは「営団地下鉄五十年史」(91年)などが伝えている。


 銀行やスーパー、コンビニなどでも客に並んでもらうためにロープを張る、床にテープで線を引く、といった工夫をしてきた。街も、東京など各自治体が罰金・罰則を設けたり、「美化デー」を設けて清掃活動に力を入れたりしたことで清潔になっていった。

 つまり、戦後のさまざまな取り組みによって今のマナーの良さがある、ということ。これ自体は素晴らしいのだが、なぜか山岸さんは顔を曇らせる。

 「怖いのは、そうした過去を忘れ、今あるものを『これが日本の伝統だ』『昔からそうだった』、そして『だから日本人は昔から優れていた』と思い込むこと。これは非合理的な思考だし、他国を見下す思想につながる。近ごろはそんな風潮が広がっているようで心配です……」

現状否定のため過去を美化

ごみが散乱する約60年前の旧国鉄の列車内。日本人は昔から礼儀正しかった……とは必ずしも言えないようだ=1953年11月、旧国鉄の尾久駅で

 では、冒頭の選択的夫婦別姓はどうなのか。戸籍が作られた奈良時代から明治中期までは別姓が基本だったし、初めて同姓を強制したのは1898年の明治憲法下の旧民法で、当時は同姓が基本だった欧米に倣ったのだ。

 「でも、現在では同姓を強制している国は極めて例外的。なぜ日本はこれほど不自由なのでしょうか」と首をひねるのは武蔵大の千田有紀教授(現代社会論)である。欧米でも近年は別姓も選べるようになっているし、逆に別姓が基本だった中国では同姓も選べる。

 「明治以降の夫婦同姓が家族本来のかたち、という考え自体が『日本の伝統』と呼べるのかは疑問だし、『別姓を認めると家族の一体感が損なわれる』という反対論も根拠があるのでしょうか」

 確かに別姓で家族の絆や一体感が崩壊した、あるいは別姓夫婦の子供の「個」の形成に問題が生じた、という国は聞いたことがない。離婚や再婚、事実婚や一人親が珍しくない今、親の姓が同一ではないことを問題にするのは意味があることなのだろうか。

 中央大の山田昌弘教授(家族社会学)も苦笑いする。「『多数派がやっていること』を伝統と言い換え、少数派を従わせようとしているだけです。自分と異なる考えを認めない。それを正当化するために『家族が崩壊する』と言い出す。そもそも結婚には昔、通い婚などがあったし、家族の形も各地で本家や分家、隠居制のあり方などに違いがあってさまざまでした。それが日本の伝統なんですが……」

 では、なぜ新しいものを「伝統」と考えたがるのか?

 「根底にあるのは『伝統の捏造(ねつぞう)』と同じ考え」と分析するのは著書「江戸しぐさの正体」で知られる作家で歴史研究家の原田実さん。現在の道徳や公民の教科書が取り入れている「江戸の商人・町人の心得・風習である江戸しぐさ」なるものが、実は1980年代に創作されたことを2014年に著書で指摘し、今もなお教育界に波紋を広げている。

 原田さんによると、「江戸しぐさ」を創作したのは高校教員や雑誌編集長を務めたとされる芝三光(しばみつあきら)さん(99年死去)。彼は日本人や社会のモラル低下を嘆いていた。現状を否定し「昔は良かった」とばかり「ユートピア」を過去に求めた結果、道徳が優れている「想像上の江戸時代の人々の風習=江戸しぐさ」を生んだ。

 「『昔は良かった』という考えがクセもの。この考えに従うと『今ある良いものは昔からあったはずだし、昔はさらに良かったはずだ』との考えに陥りやすい。だから『日本人の道徳・マナーは昔から優れていた』と考えてしまう。『戦後日本から道徳やモラル、公の心が失われた』と言う人は戦前を評価する傾向にあるが、これも同じ。本当にそう言えるのでしょうか」

 試しに統計を見れば、戦前・戦中(1926〜45年)の殺人事件の人口10万人当たりの発生件数は1・25〜4・14件で、2014年の0・83件より高い。「現状否定のために過去を美化しても、史料に裏切られるのがオチ」と原田さん。

「理想の人間づくり」行く末は

 「昔は良かった」と考える人が強調するその道徳教育、安倍政権は18年度以降に小中学校の「特別教科」とすることを決めた。著書「新しい国へ」で盛んに「問題はモラル低下だ」と指摘していた安倍首相らしい。山岸さんは「20世紀で、最も道徳教育に力を入れたのは旧ソ連や中国など社会主義国家でした。自分より公を大切にせよ、と。でも結果はご存じの通り。歴史上、どんな国・社会も道徳教育で『理想の人間づくり』に成功した事例はありません。これこそ『伝統』なんですが」。

 年始から夏の参院選について「憲法改正を訴えていく」と力を込める安倍首相。自民党の憲法改正草案の前文には「良き伝統を……末永く子孫に継承する」とある。その「伝統」の正体を注視したい。

2016年1月25日月曜日

1月24日3市長選結果と投票率


いずれも自公推薦現職が当選。


新・映像の世紀 世界は秘密と嘘に覆われた


新・映像の世紀  第4集 世界は秘密と嘘(うそ)に覆われた

https://www6.nhk.or.jp/special/sp/detail/index.html?aid=20160124#

2016年1月24日(日)
午後9時00分~9時49分
http://movie-s.nhk.or.jp/player.php?v=mf4gqi7b&wmode=transparent&r=true

資本主義のアメリカ、社会主義のソビエト。冷戦時代、両陣営は激しいスパイ合戦を繰り広げた。アメリカの諜報機関CIA、ソビエトの秘密警察KGB。諜報活動、破壊工作、暗殺。米ソのスパイ合戦は空前の規模で拡大した。疑心暗鬼にとりつかれた権力者は、異常な監視社会を生みだし、人々の自由を奪った。冷戦時代に東独の秘密警察シュタージが行った諜報活動の映像が公開された。夫婦がお互いに監視し合ったり、親しい隣人を盗撮するなど、人間性破壊のおぞましい映像である。一方、アメリカでも同様のことが行われていた。国内にいる共産主義者を探し出すために、盗聴、郵便開封、家宅侵入が行われた。また、CIAは秘密工作によって外国の反米政権を次々に転覆させた。
核兵器による恐怖の均衡が続く中、米ソは直接戦うことを避け、アジア、南米、アフリカなど世界各地で代理戦争を繰り返した。
冷戦終結から25年、情報公開が進み、舞台裏の全貌がみえてきた。CIAとKGB、FBIやシュタージ。世界を秘密と嘘が覆った。第3次世界大戦という破局に怯えた冷戦の時代を、スパイ戦という視点から見つめ直す。

前半 25分26秒
https://www.facebook.com/1046142615425875/videos/1095432237163579/


後半23分35秒
https://www.facebook.com/1046142615425875/videos/1095438330496303/

以下のリンクから番組全体を視聴できます。 全体48分59秒
http://www.dailymotion.com/video/x3o6blb


台湾の歴史的な「政権交代劇」で「第三勢力」の小さな政党が存在感を発揮

台湾の歴史的な「政権交代劇」で「第三勢力」の小さな政党が存在感を発揮


 「台湾では、二期8年間に渡る国民党の馬英九政権に対して、国民党の親中的な態度への不満以外に、『経済状況もよくなっていない』、『給料は上がらず貧富の差が広がった』など生活面での不満の声が、目立っていました。

 2014年春以降からは『318ひまわり運動』の影響もあり、様々な社会問題において、政権に対する多くの抗議活動が続いていました。また今回、総統選の候補を決める際から、国民党内では大きく揉めていたんです」

 Uさんよると、「318ひまわり運動」以降、与党の国民党の支持が急落するのと反比例するようにして、「台湾独立」を強く主張する声が高まってきたそうです。そこで受け皿となったのは民進党だけではありませんでした。今回の選挙では、従来の「国民党 対 民進党」という二大政党の戦いではなく、「第三勢力」の小さな政党が存在感を発揮したのだといいます。

 「『318ひまわり運動』後、運動に参加していた学生や市民たちがつくった政党『時代力量』や、反核運動などを進める環境団体の参加者などが精力的に応援している『緑党』と『社会民主党』が2015年に共同で新たに設立した『緑党社会民主党聯盟』などです」

 さらにUさんは、「市民運動や学生運動に参加している人々の多くは、『政権交代の為に総統選では民進党の蔡英文候補に入れ、立法院選挙では、国政へ新しい風を通す為に、大政党ではないところに入れる』と選挙前に話し、自分の身の回りで地道に票を集めていくことに努めました」と言及。こうした「戦略的」な投票行動が今回の結果を生んだんですね。

2016年1月24日日曜日

後藤健二さん殺害から1年「思い伝えたい」音楽劇上演


後藤健二さん殺害から1年
「思い伝えたい」音楽劇上演
毎日新聞 1月24日
稽古する「ケンジ」役の
山本英輝さん(左)、桜
人企画代表の馬場さくら
さん(右)ら=大阪市中
央区で2016年1月2
1日、久保玲撮

 フリージャーナリストの後藤健二さん
(当時47歳)がシリアで過激派組織「イスラム国」(IS)に殺害されたことが明らかになってから2月1日で1年。事件を風化させまいと、大阪市内で今月30、31両日、後藤さんをモデルにした音楽劇が上演される。シリア内戦は終結の兆しが見えず、ISによるテロは世界各地で相次ぐ。劇の出演者は現状を憂いながら、「後藤さんの思いを伝えたい」と練習に励む。

 劇のシナリオは、大阪府豊中市の演出家、馬場さくらさん(42)が2011年、後藤さんから取材現場での体験を聞いて書いた。劇の主人公のケンジは紛争地に入り、取材許可を得るため教会を訪ねる。「お断りします。帰ってください」。そう断るシスターにケンジは取材に対する思いを熱く語る。

 上演は4回目。14年2月には後藤さんをトークライブのゲストに招き、その前で披露した。事件後の昨年3月には追悼公演として演じた。

 今回はシナリオを一部変え、在トルコ日本大使館の外交官を登場人物に加えた。外交官は事件の一報を受け、解放交渉に奔走。「タイムリミットまであと5時間ですよね。そちらでどこまで動けていますか?」。解放の条件や期限をめぐって、めまぐるしく事態が展開した昨年の事件を思い起こさせる場面が随所に挟み込まれる。外交官役の小阪慶(けい)さん(33)は「事件がたどった経過を思い出してもらえるように演じたい」と話す。

 馬場さんは事件の風化に危機感を覚え
る。「忘れてはいないはずだけど、日々の忙しさの中で事件や中東のことを考える余裕はないのかなと。関心を持ち続けるって難しいですよね……」。馬場さんも事件後、半年ぐらいは気持ちの整理が付かず、できるだけ後藤さんのことを思い出さないようにしていた。しかし、「後藤さんやシリアのことを知りたいと思う人がいる限り、伝え続けなきゃいけない」と思い直し、一周忌公演を決めた。

 公演は大阪市中央区平野町3の2の7の
泰和ビル3階「D studio」で30
日午後2時と午後6時、31日午後3時からの3回。30日はフリージャーナリストの西谷文和さん、31日は作家の伊良子序(はじめ)さんのトークライブが公演後にある。前売り2000円、当日2500円(学生500円引き、小学生無料)。予約は専用サイト(http://my.formman.com/form/pc/6TLSLf76uiPbzsmn/)か、主催する演劇集団「桜人企画」(080・5302・7101)。



2016年1月23日土曜日

「日本と原発 4年後」阪神間上映予定


「日本と原発 4年後」
http://www.nihontogenpatsu.com/

▼劇場公開 大阪・十三シアターセブン
http://www.theater-seven.com/2016/movie_nihontogenpatsu.html

【2016/1/30(土)~2/19(金)】
★2/6(金)11:00の回上映後
 河合弘之監督 トークショー予定
■上映日程
1/30(土) 12:00~14:23
1/31(日)~2/5(金) ①12:00~14:23
②18:45~21:08
2/6(土)~2/12(金) 11:00~13:23
2/13(土)~2/15(月) 時間未定
2/16(火) 休館日
2/17(水)~2/19(金) 時間未定

▼自主上映会情報 http://goo.gl/LDyzKi

■ 2016/2/11 兵庫県西宮市(上映2回) ※「日本と原発 4年後」
■ 主催:憲法勉強会ベアテの会
○ 上映日時:2016年2月11日(木・祝)  14 時 ~ / 18 時 30 分 ~ 
○ 会場名:西宮市大学交流センター大講義室(西宮市北口町1-2-602アクタ西宮東館6階)
○ 定員:110名
○ 問合せ:憲法勉強会ベアテの会(四津谷)TEL:080-1444-0199
★河合監督来場(予定)

■ 2016/2/28 兵庫県神戸市(上映2回) ※「日本と原発 4年後」
■ 主催:さよなら原発神戸アクション
○ 上映日時:2016年2月28日(日)  10 時30分~12時40分 / 14 時20分 ~16時30分 
○ 会場名:生田文化会館 (兵庫県神戸市中央区中山手通6丁目1-40)
○ 各回定員:120名
○ 問合せTEL :さよなら原発神戸アクション(高橋)TEL:090-3652-8652
○ メール:さよなら原発神戸アクション(高橋)宛メール
★13時から14時 講演「裁判で原発を止める!」鹿島啓一さん(弁護士大飯高浜仮処分弁護団)