反トランプデモ 俳優ら「諦めるな」 NY就任前夜
毎日新聞 2017年1月20日
http://mainichi.jp/articles/20170120/k00/00e/030/184000c
【ニューヨーク田中義郎】トランプ次期米大統領の就任式を前に、映画監督のマイケル・ムーア氏や俳優ロバート・デニーロ氏、デブラシオ・ニューヨーク市長ら多数の著名人や市民が19日、米東部ニューヨークの「トランプ・インターナショナル・ホテル・アンド・タワー」前で、トランプ氏の大統領就任に抗議する大規模なデモを行った。ムーア氏が「(新政権を追及する)大事な100日間の始まりだ。(トランプ氏と)戦おう。みんな諦めるな」と訴え、参加者たちは「諦めるな」と連呼した。
ムーア氏が数回、ツイッターで「トランプ・ホテルの前で大規模な集会を開く。午後6時! みんな来てくれ!」と呼びかけ、大勢の参加者らがホテル前の道を埋め尽くした。会場には大型スクリーンが設置され、ムーア氏が姿を現すと、参加者たちが持参した「トランプを潰せ」「トランプを止めろ。人種差別主義者だ」と書かれたプラカードが揺れた。i
選挙期間中から、トランプ氏を「人種差別主義者」と批判してきたムーア氏は参加者を前に、「(トランプ氏が大統領に就任すると)想像以上に悪い事態が起こる」と警告し、「今後、100日の間に(反トランプの)いろいろなプロジェクトを展開する」と宣言。さらに、参加者に「自分の住む地域の連邦議会議員に毎日、電話し、自身の意見を述べ続けてほしい」と求めた。
デニーロ氏は「私たちは米国人であり、ニューヨーカーであり、憂国の士だ」と強調し、俳優のアレック・ボールドウィン氏はトランプ氏の物まねで参加者の笑いを誘った。
集会に参加したニューヨーク在住の女性、リサ・ケリーさん(50)は険しい表情で「(トランプ氏は)女性の権利を取り上げようとしている。教育などにも理解がない」と批判した。
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