2016年5月8日日曜日

160508 右翼が大同団結した日本会議が改憲賛同署名700万人分を集める。市民と野党も共闘!大同団結!!

右翼が大同団結した日本会議が改憲賛同署名700万人分を集める。市民と野党も共闘!大同団結!!
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日本会議の研究 (扶桑社新書)
菅野 完  (著)
扶桑社
「右傾化」の淵源はどこなのか?「日本会議」とは何なのか?

市民運動が嘲笑の対象にさえなった80年代以降の日本で、めげずに、愚直に、地道に、そして極めて民主的な、市民運動の王道を歩んできた「一群の人々」がいた。

彼らは地道な運動を通し、「日本会議」をフロント団体として政権に影響を与えるまでに至った。そして今、彼らの運動が結実し、日本の民主主義は殺されんとしている。――

安倍政権を支える「日本会議」の真の姿とは? 中核にはどのような思想があるのか?
膨大な資料と関係者への取材により明らかになる「日本の保守圧力団体」の真の姿。

ご存知、集団的自衛権の行使は憲法に違反しないと述べる一握りの憲法学者の一人で、日本会議系「美しい日本の憲法をつくる会」幹事長の百地章日大教授の味わい深いお言葉。



 毎日新聞が本日2016年5月4日、

賛成派700万筆集める 氏子を動員

という記事で、我が国最大の右翼団体である日本会議系で、憲法「改正」を目指す団体である「美しい日本の憲法をつくる国民の会」が5月3日の憲法記念日に改憲集会を開き、そこで、全国で同日までに700万2501筆の改憲賛同署名を集めたと発表したことを報じています。
 まだ署名活動を始めて1年なのに、目標の7割に来てしまっています。
 そして、これだけの署名を短期間に集められた秘訣として、
「署名活動の現場を取材すると、地域に根づく神社と氏子組織が活発に動いていた」
というのです。
2016年の元旦には全国の至るところの神社で、このような署名が集められていた。
それにしても「地球規模の環境破壊が進む中、自然との共存や環境保全の規定を新設しましょう」など、改憲をオブラートに包むやり口があざとい。


 なにしろ神社神道というのは日本国民全員を氏子と考え、自分の宗教の信者と数えている宗教であることをご存知でしょうか(我々も勝手に信者だと扱われている)。
 氏子組織というのは町内会とかぶっていることもざらです。
 そして恐ろしいことに、日本会議はこの改憲署名をこれからも続け、この署名簿を憲法「改正」の国民投票時にはフルに利用すると書いています。
 署名した人の多くはそんなこととはつゆ知らず、でしょう。
5月3日の集会で挨拶する櫻井よしこ氏。今回も安倍首相がビデオメッセージを寄せている。


 ところで、日本会議という右翼団体は神道系の団体だけが集まった組織ではありません。先ごろ、冒頭の「日本会議の研究」を上梓された菅野完氏のルポ

リポート「改憲1万人集会」 “動員”された1万人の観衆たち――シリーズ【草の根保守の蠢動 第23回】

によると、 2015年11月10日、日本武道館で行われた、美しい日本の憲法をつくる国民の会」が主宰する「今こそ憲法改正を!1万人大会」では、確かに神社関係と日本遺族会は老舗団体として特別扱いされています。
 しかし、それ以外にも崇教真光など多種多様な団体、宗教団体が整然と集まってきていることが書かれています。
2015年11月の1万人集会の様子。


 そして、菅野さんは彼らの大同団結ぶりについて、フェイスブックにこんなことを書いておられます。
『北海道で野党共闘が負けて一番喜んでるのはおそらく新左翼界隈だと思うぞ。
 彼らの間では「自民党が勝つ」ことよりも「共産党が勝つ」ことを問題にするってのがお作法。「容共政権」を警戒する心は、そこらの中途半端な右翼より高いかもわからん。
 それぐらい彼らにとっては「共産党が負ける」のが重要。なんだったら自民党が一党独裁してくれて共産党を徹底的に弾圧したら諸手を挙げて賛成するんではないか?
 
 で、これは日本会議が天下をとる理由でもある。


 例えば高橋史朗は藤岡信勝とまだ仲わるい。高橋史朗の教育再生機構と藤岡信勝の「作る会」は左翼業界でいうと、中核派と革マル派並みの内ゲバを繰り返しとる。
 でも、彼ら、例えば慰安婦問題で声明文出すとか、朝日相手の裁判をするとか、選挙だとかの「負けられない喧嘩」では、大同団結しよるの。
 そりゃ、日本会議が勝つわな。
 で、彼らからしたら、創価学会なんか不倶戴天の敵なのに、「憲法改正」という大目標なら創価学会とも手を握る。
 天皇絶対信仰の日本青年協議会に所属する高橋史朗は、「天皇より大川隆法の方が偉い」という幸福の科学で講演もする。。。。
 
 ということで、何度も言いますが。。。。 日本会議が強いわけでも、偉いわけでもないんです。左翼が馬鹿だったってことなんですよ。』

 毎日新聞は、こう書いています。
『国民の会は国民投票の有効投票数を6000万人と想定。
署名した1000万人に2人ずつ声かけをさせれば、改正に必要な過半数の3000万票に届くと計算する。』
 日本の有権者数は2014年12月の衆議院総選挙の時点で1億424万人。これに現在選挙権のない18歳19歳の有権者240万人が加わりますから、有権者はおよそ1億660万人。
 日本会議は憲法「改正」の国民投票の投票率が6割と想定し、それでも過半数を自分たちの手で集められるという算段をしているということです。無党派層の風頼みのようなことは全く考えていません。
 もう、安倍政権下での改憲に反対する野党や市民が「内輪」で揉めている余裕は全くないのです。
 
 
 
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いよいよ新聞各紙にも日本会議の名が踊り、日本会議に関する本も続々と出版されるようになった(しかも菅野さんの本は売れまくっている)のは慶賀の至りです。
しかし、最近右翼雑誌WILLも分裂しましたが、でもいざとなると大同団結するんでしょうね。あなどれん。
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