3月28日@松本市
リンク切れ
https://www.youtube.com/watch?v=yG4fF7AmrKs&sns=fb
別動画リンク貼り直し
https://youtu.be/djjif0oS0OA
ただいまご紹介いただきました前TBSの杉尾ひでやと申します。35年近くTBSで報道の仕事に携わってきました。主に後半20数年間はニュースキャスター、それからみのもんたの朝ズバやひるおびなど情報報道系番組のコメンテーターをしておりました。
もともと政治部で記者をしていたので政治の世界には非常に興味があってずっとつぶさに見てきたんですけど、とくに今回第2次安倍政権ができて以降この3年間の安倍政治に対して私は非常に強い危機感をいただいてきました。その結果が去年12月31日のTBS退職につながっていくんですけど。
基本的に安倍総理は非常に危ない総理大臣だと思います。そして強権的な手法、何度も何度も国民にウソをついてきた、だましてきたと思います。たとえばあの安保法制、去年の強硬採決以前に3年をかけて3度われわれにウソをついてきた。
まず政権をとって一番最初にやったこと「特定秘密保護法」。これ選挙のときにぜんぜん国民の信を問いませんでした。にもかかわらずこれも強行採決というかたちで法案を成立させました。
そしておととしの集団的自衛権の行使容認。これ実はまったく国会で審議してないんですね。戦後60数年間にわたって営々としてきずきあげてきた憲法解釈をたった一内閣、ひとりの総理大臣の判断でまったくこれまでと一変したものにかえてしまった。集団的自衛権の行使容認を一内閣で決めてしまった。しかも国会での審議をへずに。
そしておととし暮れの解散総選挙。あのときに安倍総理がなんと言っていたかみなさんよく覚えていらっしゃると思います。アベノミクスの信を問う選挙、争点は景気経済だと言った。そこで大勝しました。その結果なにをしたのか。景気経済アベノミクス初戦はよかったけれどもその後は非常に低迷したままになってる行き詰っている。にもかかわらず安倍政権安倍総理が血道をあげたのはあの安保法制です。
みなさんもよくご存じだと思います。世論調査をみても多数の国民が反対だと言っている。反対の中身にはいろいろあると思います。法案そのものに対する反。11本の法律を2本にまとめて乱暴にひとつの内閣で国会であげてしまうそういった手法に対する反発。反対の中身はいろいろあったと思いますけれど少なくとも安保法制には反対の声が多数を占めておりました。
さらに多くの憲法学者が憲法違反だと指摘している。違憲だと指摘をしている。にもかかわらず最終的にあの9月19日の安保法強行採決、成立ということになってしまいました。
あの審議の過程で安倍総理がいったあの一言。私は驚愕しました。驚きました。「私の解釈は正しい。なぜなら私は総理大臣だから」だと言い放った。みなさんご記憶だと思います。
総理大臣もまちがえることはあります。はっきり言いますけれども安倍総理あんまり頭がよくないと思います。(そのとおり、そのとおりの声)憲法解釈だってまちがえることがあると思います。
しかしいまの安倍総理は国民のそうした声にぜんぜん耳貸してないじゃないですか。専門家の指摘にぜんぜん耳貸してない。その結果あの法案の成立ですよ。もう国民3度だまされてきたんですよね。
そして次にいま安倍総理がどうもダブル選挙になるらしいという観測が強まってますけども、ダブル選挙なってもならなくても参議院選挙そしておそらく年内にはまちがいなくある衆議院選挙。このあとに安倍総理がやりたいのは憲法改正です。みなさんもよくご存じだと思います。
ただ一足飛びに憲法9条ではなくてなぜか別の緊急事態条項とかそういったかたちでまず一回目の国民投票やってそして第二弾として憲法9条の改正をやりたい。全文の改正をしたいと思っていると思います。これは私もはっきりと聞きました。この2段階の憲法改正の1回目の国民投票はお試し改憲だと言っているんです。
私取材でも何度も聞きました。ちょっと特定の名前をあげるのは語弊があるので言いませんけれど私何人かの自民党の議員から聞きました。まずお試し改憲をやって憲法を改正いわゆる改憲アレルギーをなくして払拭してそのうえで憲法9条の改正をやりたいんだと。
憲法改正にお試しなんてあるんですかっ!憲法をあまりにもバカにした話じゃないですか!だからこういう政権が与党を担っている間はやっぱり危なくて憲法改正という話にならないんですよ。
みなさんそれから安倍政権がもうひとつ。いくつかウソをついたことがありますよ。たとえばあのTPPだってそうです。政権ととるときに自民党が言っていたのはTPP断固反対です。ぶれない、ウソつかないって言った。聖域5項目死守するって言った。だけど結局どうなったのか。牛肉豚肉の関税。牛肉38%9%豚肉の関税462円50円ですよ。これで聖域守った死守したというんですかっ!
それともうひとつあります。いまの政府与党とくに政権中枢。そして自民党議員からの私がいた報道言論機関への圧力です。これはもう細かいこと言わなくてもおわかりだと思います。
たとえばNHKクローズアップ現代、国谷キャスターが降板しました。そして今月いっぱいで私といっしょに仕事をしていたニュース23岸井キャスター降板です。報道ステーションの古館キャスターも降板です。みんな政権に対してちゃんとものを言ってきたキャスターたちなんですよ。こういう人たちが次々と変わっていくって偶然だと思いますか!
私もキャスターしてましたよ。私直接圧力受けたことないけども風圧はひしひしと感じてました。たとえばあの高市総務大臣が放送局場合によっては停波がありうると言ったんです。停波って私がいた放送局にとっては死刑宣告ですよ。今すぐやるとは言いませんでした。だけと「将来死刑になるかもしれませんよ、あなたたち」と言ったらみんな萎縮しますよね。
こういうことが繰り返されていてにもかかわらず政府与党の人間は好き勝手なことを言っている。たとえばこの松本であった集会で丸川環境大臣なんと言ったかよく覚えてらしゃると思います。あの例の放射能1ミリシーベルト。反原発派がワアワア騒いでなんの科学的根拠もないままに決まってしまったと言った。担当大臣がこういうメチャクチャな発言、事実誤認のまったくデタラメの発言をする。こういう人が閣僚?これ閣僚即刻辞めないといけないですよ。これは政権全体の責任ですよ。
他にもあげたらきりないです。こういう好き勝手なこと言っている中で言論報道に対する圧力をかけてくる。去年戦後70年、あの第二次大戦300万人以上の命を奪ったあの第二次大戦のいくつかあるうちの最大の教訓は言論報道の自由がなくなってしまったら国が危ない、危うい道に行きかねない。まさにあの第二次大戦がそうでした。
もう今だれももの言えなくなってるじゃないですか。自民党のなかだって異論となえる人いないでしょ。こういうことが繰り返されてたらいつかあの道に行きかねないんですね。そういう今非常に危険なしかもここを何とか食い止めなければ日本のこれからが危ういです。次の世代の日本の社会が危ういです。私たちはその危機感のうえに立たないといけないと思います。
最後になります。お時間とって申し訳ありません。今度夏に参議院選挙あります。私この長野県選挙区から立候補する予定です。今度は野党統一候補ということで幅広い市民のみなさんとも連携してこういうかたちが整いました。今度の参議院選挙はこれまでの改選2議席が1議席になります。
それだけ非常に大事な。ここは暴走する安倍自民対良識ある国民、長野県民、松本市民のみなさまの戦いなんです。この戦いに何としても勝ち抜かなければいけないんです。みなさんどうぞ力を貸してくだしさい。よろしくお願いします。私からの決意表明ご挨拶とさせていただきます。
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